土木技術職とは?
電力関連施設を中心にダム・河川・道路・橋など、
社会インフラの整備・維持を担う専門職です。
地域の安全・快適な暮らしを支えるために、
調査 → 設計 → 工事 → 保守という一連の流れに携わり、
計画から完成後の維持管理までを総合的に担当します。
MAIN JOB 主な業務
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調査
工事や設計の前段階として、計測機器や測量機器などを用いて、現地の地形、既存構造物の状況などを調査し、設計や施工に必要な基礎データを収集します。
得られたデータは、設計の精度向上や安全性の確保に直結します。
また、水力発電開発に重要となる河川流量調査なども行います。 -
設計
河川構造物や道路・橋などのインフラ設備の設計図を作成します。
設計に基づく工事費用の積算も行い、発注者に提出する見積書や仕様書を作成します。
安全性・経済性・施工性・環境への配慮をバランスよく考慮することが求められます。 -
工事
すべての工事において、安全管理は最も重要な要素です。
作業手順の徹底、危険箇所の把握、保護具の着用、監督者による確認などを通じて、事故のない現場づくりを推進します。
そのうえで、設計図に基づいて工事を進める現場の管理を行います。
工程管理、品質管理、コスト管理、協力会社との調整などが主な業務です。
実際に構造物が形になっていく過程を現場で支える、プロジェクトの中核的な役割を担います。 -
メンテナンス
完成したインフラを長く安全に使うために、定期点検や補修を行います。
ダムや水路を利用した水力発電所の運用・監視・設備保守も含まれ、異常検知なども担当します。
社会インフラの安定運用と、災害時の迅速な対応にも関わる重要な業務です。
