建築技術職とは?
電力関連施設を中心に、公共施設や民間建築物の維持・修繕・改良を通じて、建物の安全性・機能性・快適性を保つ技術的業務を担います。
既存建物の長寿命化や性能向上を目的とした業務が中心で、必要に応じて新たな建築物の整備にも携わります。
調査・設計・工事・保守の一連の業務を通じて、建物のライフサイクル全体に関わります。
MAIN JOB 主な業務
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調査
建物の修繕や改良に先立ち、既存建物の劣化状況や設備の状態、敷地条件や周辺環境を調査します。
必要に応じて、新たな建築物の整備に向けた現地調査も行います。
調査結果は、設計や工事計画の基礎資料となります。 -
設計
調査結果をもとに、建物の修繕・改良設計を行い、必要に応じて新たな建築物や増築の設計も担当します。
設計に基づき、工事費用の積算や仕様書の作成も行います。
既存建物の制約を踏まえた、実現可能性の高い設計が求められます。 -
工事
すべての工事において、安全管理は最も重要な要素です。
作業手順の遵守、危険箇所の把握、保護具の着用、監督者による確認などを徹底し、事故のない現場づくりを目指します。
そのうえで、修繕・改良工事を中心に、工程・品質・安全・コストの管理を行います。
利用中の建物での工事が多く、仮設計画や利用者対応にも細やかな配慮が求められます。
また、一部では新築工事における施工管理業務を担当することもあります。 -
保守
建物の定期点検・設備管理・小規模修繕などを継続的に行います。
空調・電気・給排水などの設備については、管理や保守対応に加え、中長期的な更新計画の立案も行います。
建物の使用環境や機能を安定して維持するために、安全性・快適性・機能性を長期的な視点で確保する役割を担います。
